VWが大変なことになっている
「EA189」型と呼ばれる2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン搭載車1100万台が対象の偽装事件
この類のディーゼル車は日本では普及が遅れており、対象は欧州などが多くなるとみられるが
全世界を揺るがす事件となっている
VWが指摘を受けたのは、このエンジンに「Defeat Device(ディフィートデバイス=無効化機能)」と呼ばれる違法プログラムを使用したこと
エンジン管理用ソフトウエアの制御により、当局などの検査時にのみ、実際の走行時よりも排ガス中の環境汚染物質が大幅に抑えられるようになっている
逆に ソフトウエアによって浄化機能が作動していない通常走行中では 最大で基準の40倍の窒素酸化物など有害排出ガスが放出される可能性があるという
聞いたところでは ディーゼル技術者にとっては、一部地域で売られている低品質の軽油が悩みの種
セタン価の低い軽油に含まれる硫黄が「NOX吸蔵触媒」に使われる白金を変質させてしまう
セタン価とはガソリンのオクタン価と同意で、これが低いとディーゼル特有のノッキングが発生しやすく排ガス性能に影響する
日本では2007年頃から世界でもっともクリーンな軽油が提供されるようになっているが
そうではない欧米で クリーン・ディーゼルを市販するのはかなり高度なエンジン制御システムが必要となる
ここが「問題の核心」
これが 「飛び火」しないとイイが・・・
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